司法書士になってから5年~10年間、複数の司法書士事務所で経験を積んだ後は独立して個人事務所を開業するのが「キャリアプラン」だと考える人もいると思います。
司法書士として「仕事が出来る」事と個人事業主として事務所を運営・管理する事は全く別な努力(才能)が必要になります。
エリアマーケティングを行い、司法書士の少ない地域に開業すれば、後は自然と顧客が増えていくと考えるのは楽観的すぎると思います。
最近は大手司法書士法人による寡占化が進んでおり、品質やスピードでは太刀打ちできない状況となって来ています。
さらには不動産登記の件数も減少傾向にあります。
縁故や人脈等に頼らず、これから自力で独立開業を目指すのであれば従来型のサービスモデルである「不動産登記」「商業登記」「債務整理」等ではなく、「相続登記」「遺言信託」「成年後見」等、成長が見込める新分野に積極的に取り組む「地域密着型」のサービスがますます重要になって来ています。